売上はあるのにお金が残らない農家が、まず確認したい3つのこと

売上はそれなりにある。
毎日忙しく働いている。
それなのに、なぜか手元にお金が残らない。

農業経営では、このような悩みを抱えることがあります。

売上を増やすことはもちろん大切ですが、お金が残らない原因は、売上だけにあるとは限りません。

肥料や農薬、資材、燃料、人件費などの支出に加えて、機械の購入や借入金の返済など、さまざまなお金が出ていきます。

今回は、売上はあるのにお金が残らないときに、まず確認したい3つのポイントをご紹介します。

1.「売上」ではなく「手元に残るお金」を見る

売上が増えているのに、なぜかお金が残らないことがあります。

そのときは、売上だけを見るのではなく、「入ってきたお金」と「出ていったお金」を確認することが大切です。

たとえば、肥料や農薬、種苗、資材、燃料、人件費などの支払いがあります。

さらに、農業機械を購入したり、借入金を返済したりすると、利益が出ていても手元のお金が減ることがあります。

大切なのは、「今年はいくら売れたか」だけで経営を判断しないことです。

まずは、毎月どれくらいのお金が入ってきて、何にいくら出ていっているのかを書き出してみましょう。

お金の流れが見えるようになると、「売上はあるのに、なぜお金が残らないのか」が分かりやすくなります。

2.「経費が増えた理由」を項目ごとに確認する

農業では、毎年同じように仕事をしていても、経費が増えることがあります。

肥料や農薬、燃料、資材などの価格が上がれば、それだけ利益は少なくなります。

一方で、価格上昇だけが原因とは限りません。

使用量が増えていないか、必要以上に在庫を持っていないか、作業のやり方によって余計な経費がかかっていないかを見ることも大切です。

まずは、前年と今年の経費を項目ごとに並べて、「どの経費が、いくら増えたのか」を確認してみましょう。

増えた経費が分かれば、「価格が上がったから仕方がない」のか、「使い方を見直せる」のかを考えやすくなります。

経費を一律に削るのではなく、増えた理由を確認してから改善することが大切です。

3.農産物ごとの「本当の採算」を確認する

売上が増えていても、すべての農産物で同じように利益が出ているとは限りません。

売上が大きくても、肥料や農薬、資材費が多くかかる農産物や、作業時間が長くかかる農産物は、思ったほど利益が残っていないことがあります。

反対に、売上はそれほど大きくなくても、手間や経費が少なく、安定して利益が残る農産物もあります。

大切なのは、売上だけで判断せず、農産物ごとに「どれくらい利益が残っているか」を確認することです。

まずは、主な農産物について、売上、肥料・農薬、種苗、資材費、人件費などを書き出して比べてみましょう。

さらに、どの農産物にどれくらい作業時間がかかっているのかも確認すると、採算がより見えやすくなります。

どの農産物が利益を生み、どの農産物が経営を圧迫しているのかが分かると、今後どこに力を入れるべきかも考えやすくなります。

まとめ|お金を残すために「経営の中身」を見える化する

売上があるのにお金が残らないとき、さらに売上を増やそうとする前に、今の経営の中身を確認することが大切です。

ポイントは、

「入ってきたお金と出ていったお金」
「どの経費が、なぜ増えたのか」
「農産物ごとにどれだけ利益が残っているか」

という3つの視点です。

最初から難しい経営分析をする必要はありません。

まずは、毎月のお金の出入りや主な経費、農産物ごとの売上と費用を書き出すところから始めてみましょう。

数字を見えるようにすると、どこを改善すれば手元にお金が残るのかが見つけやすくなります。

農業経営について、まずはお気軽にご相談ください。

売上はあるのにお金が残らない。どの経費を見直せばよいのか分からない。農産物ごとの採算がよく分からない。そんな段階でも大丈夫です。

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